体験

人がなにか苦しいと感じるとき、ふと空を見上げたりするのは、自然に神様を仰ぎ見たいという仕草ではないでしょうか。空の青さも、爽やかな風も、神様からの贈り物です。

自分も困っている友人も同じ凡夫であり、神様からみると同じ程度だと思います。同じ程度の人間が傷のなめ合いをしても、気持ちはそう変わりません。神様の言葉を真摯に受け止め、神様との関係を深めていくのが人の執るべき道なのかなぁと思っています。

商売をしていると、お金の問題で大きな決断をしなくてはならない場面に遭遇することが多々あります。そのようなとき迷うのは当然です。神様がハッキリ答えてくださるなら、迷うこともありませんが、無明の人間には神の声がきこえず、正解なのかそうではないのか踏み出してみなければわかりません。

先のことを不安に思い、まだ起こっていないこと想像して、想像が膨らんで妄想にとりつかれたり・・。取り越し苦労、持ち越し苦労など、私にもよくあることです。だけど、やはり担っている荷を軽くしてくださるのは神様です。

神様の御言葉は、人の心（魂・意識）を生かすものです。water it with my tears という表現は、喜びよりも苦しみや悲しみの経験（涙）の方が人の心を成長させるものだと知っている人の言葉だと思います。神様の言葉も実践や体験が伴わないとなかなか分からないものです。

年齢を重ねると、朝起きがそんなに苦痛ではなくなりますが、心とは逆に身体がいうことを聞かなくなります。無事に朝、息をして目が覚めた、というだけで有難いと思う私です。一日、一生懸命誠実に自分に与えられた義務と役割を果たせればと本当に思います。