私が子どもたちの障がいを受け容れるまでには、
たくさんの書物にお世話になっています。
そのうちの一冊である絵本「のんちゃん」。
作者とイラストは、
イラストレーターの ただのゆみこさんです。
ダウン症の のんちゃんは、
作者 ただのゆみこさんの息子さん。
主にのんちゃんの学校生活が描かれていますが、
さすが、ダウン症児のお母さん!
よく、その特性を捉えて描いています。
のんちゃんは、我家の次男より
ずっと色々なことができるようです。
だって 学校は、多分、地域の小学校に通い、
普通のクラスで生活しているのですから。。
だけど、この絵本での
のんちゃんの様子を見ると。。
まるで我が家の次男のようです!
右の一番上の絵にあるように
両手をフリフリしたり
一番下の絵にあるように
べたーと寝転んでみたり
あまりにも酷似していて
笑ってしまいます。
このブログを見て下さっている方で
小さなダウン症児を育ててるお母さんは、
いらっしゃるでしょうか?
この絵本、オススメです♪
是非、ご一読を!
ただのゆみこさんの「あとがき」を引用させて頂きます。
3人のこどもとおじいちゃん、夫婦の6人でにぎやかに暮らしています。
次男はダウン症という障害をもってうまれました。
現在(1996年)4年生で地域の小学校に通っています。入学する前は、先生の受け入れはどうかしら、
他の子どもたちにいじめられたりしないかしらと、とても不安でした。でも入学してみたら、先生方はとてもあったかく迎えてくださり、
子どもたちもおとなが思っている以上に、しなやかな感性で、
ありのままをまるごと受け入れてくれました。息子は半年から1年という、ゆっくりペースの成長ですが、
毎日顔を合わせて机を並べているクラスの友達は、
親の知らない学校での素顔や成長の変化を一番よく知っているようです。担任の先生は、息子の存在がクラスだけでなく、
学校全体にあたたかいものをあたえてくれているように思う、
と言ってくれます。世の中にはいろいろな人がいて、みなちがってあたりまえだと思います。
健常な子どもたちにとっても、いじめや不登校など、
お互いの違いを個性として認めあえたら、
みながいまよりずっと楽になると思います。他のいろいろな障害を持つ子どもたちにとっても、ありのままに、
ともに生きることがあたりまえな学校・社会になることを心から願っています。